首のシワを消す!エイジングケア

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美しい女性を見た時、首に「くっきりシワ」や「ちりめんシワ」を見つけたら、思わず同情したくなりませんか? せっかく顔は若くみえるのに、首のシワで残念ですね・・・なんて。
大きな鏡に映った自分、視線を下に向けると、首のシワ。顔にはバッチリ化粧してきたのに、首のシワが隠せてないわ!とがっかりしたことのある方もいらっしゃるでしょう。

手と同じように、首にも、あなたの人生が刻まれています。第一印象は55%見た目で決まるそうです。全体の印象、服装、顔、表情などの視覚情報。もちろん顔が一番見られているのですが、洋服の外に出ている手と首も、意識されずともしっかり見られています。実際の年齢より、老けて見られるなんていやですよね。

首のケアをしてこなかったツケが、シワとなってあなたの印象を悪くしてしまうかも。『首』のエイジングケアは大事なお手入れの一つです。この首のシワをなんとかしたい、その願いをかなえるために、首シワのエイジングケアを探しましょう。

目次です

首の皮膚の特徴とシワの原因

首の皮膚は、お顔など他の部位の皮膚と違うものでしょうか?首の皮膚の特徴について知りましょう。

資生堂が、2001年に行った研究では、
首は顔と違い、
・首は潤っている。
・首の皮膚の色は黄色みに寄っている。
・首の皮膚は薄く加齢によりたるみやすい。
・首は動きが激しく、加齢により「きめ」が横方向に流れ、きめじわが発生する。
ことがわかったそうです。

首は顔より、モイスチャーバランスが良好で、皮膚最外層にある角質層に含まれる水分量は多く、水分蒸発量は少なく、皮脂量は同じくらい。この中で、皮脂量が加齢により少なくなるが、顔と異なり、水分量と蒸発量は加齢によって変化しない。

首の皮膚は、顔に比べて皮膚の表面の毛細血管が少ないために、赤みが少なく、皮膚色は黄みに寄っている。

首の皮膚は薄く、弾力性(ハリ)は顔の皮膚より高いけれど、いったんハリが失われると、顔よりもたるみやすい。首の皮膚は、皮下の組織や筋肉と密着していないから、伸展性が高く伸びやすく、弾力性も高い。しかし、加齢により弾力性は著しく低下する。このため、年齢をかさねると、首には太く大きなたるみじわができる。

首の皮膚のきめは、顔よりも3倍も深く、形がきれい。でも、激しく動ける首の皮膚は、加齢に伴い縦のきめが少なくなり、横のきめが目立つようになる。この横のきめがシワに見えて、きめじわができる。

首の皮膚は、表皮が薄く、表皮のターンオーバー速度は緩やか。自然老化の変化はもちろんあるし、紫外線の影響を受けて光老化による変化が見られる。

首が老けて見えるのは、この深い『たるみじわ』と細かい『きめじわ』のせいでした。

首のシワを作らない増やさない方法

たるみじわ、きめじわ、黄グスミなど、首には首の特有のトラブルがあり、お顔と全く同じに考えるわけにはいかないようです。どうすれば、首のシワを作らず増やさず、綺麗に保てるか、一つずつ探していきましょう。

皮脂を補って皮膚トラブルを起こさない

皮脂は、真皮の皮脂腺から分泌され、汗腺から分泌された汗と混ざって、皮脂膜となります。皮脂膜は天然の保湿クリームと言われたりしますが、皮膚の表面をカバーして皮膚を保護します。細胞間脂質とNMF(天然保湿因子)と皮脂膜は、保湿の3因子です。加齢と共に、皮脂分泌量が落ちれば、皮脂膜の量が減り、皮膚を守る機能も落ちることになります。

天然のクリームが減っている状態の首の皮膚。外部から化粧品などの乳液や保湿クリームを補うことで、皮脂膜の働きを助けてエイジングケアできます。

首の血行をよくして綺麗な色味の肌を保つ

首の皮膚は、顔の頬などよりも、暗く、くすんでいると思われています。これは、メラニン色素が多いわけではなく、皮膚表在の毛細血管が少なく赤みが低いためです。
血行をよくしてくれるマッサージは、首の皮膚の赤みを増やし、皮膚の代謝を高めてくれるので、首の老化を遅らせることが期待できます。
マッサージの方法は、種々のサイトで紹介されているようですので、ここでは省きます。

肩こりや首のコリをほぐして血行をよくする

前段では、血行をよくして首の老化を防ぐことをお話しました。表面の血行をよくするには、首周囲の広い範囲の血行が良いことが前提になります。肩こりしていたり、首がこっていたら、血液の流れもリンパの流れも滞りますから、肩こり解消、首のコリ解消は、首の老化を防ぐ一つの手段、エイジングケアです。

きれいな姿勢を保ち、たるみを作らない

加齢により弾力性を失い、たるみやすい首の皮膚は、習慣的な首の姿勢により大きく影響されます。姿勢が悪く、いつも顔を下にむけて首の皮膚によれを作っていれば、やがて大きなシワになるでしょう。モデルさん達の姿勢は美しいですよね。猫背や俯き加減の方はおられません。少し胸をはり、首筋を伸ばしている方が多いのではないでしょうか。「自信を持って前を向く」ことも、首のシワ対策の一つ、エイジングケアです。

光老化の影響を減らしてきめじわ対策

お顔のシワは、特に乾燥の影響が強く現れますが、首はそれほどでもありません。自然老化の影響は同じです。顔より光にさらされる時間は少ないけれど、光老化の影響は、確実にあります。紫外線対策は必須ですね。日焼け止め(サンスクリーン剤)の使用を忘れがちな首ですが、紫外線の強い時期は特に、首にもしっかり塗っておきましょう。

優しく塗ることが大事ですから、横ジワの方向にぬらず、首を伸ばして上から下の縦方向に塗りましょう。横に塗ると、横ジワに力がかかりやすく、グランドキャニオンが渓谷を作ったように、シワを深くしてしまうかもしれません。

入浴時にゴシゴシ洗わない

首の皮膚は、体幹や臀部よりも、顔よりも表皮が薄く、また、表皮のターンオーバーも緩やかな部位です。入浴時に、ゴシゴシ洗うと、角層をはぎとり余計に薄くしてしまうことになります。お顔だけでなく、首もゴシゴシ洗わないようにしましょう。思わず、横ジワの方向に気持ちよくこすってしまいそうですが、クリームを塗るときに気をつけたように、洗うときも、縦方向に優しく洗いましょう。

 

首は、お顔と体の中間にあります。お顔とも体とも違う、首の皮膚の状態は、首の皮膚の状態を理解して、首の皮膚(肌)に優しくしてあげましょう。紫外線対策と保湿を忘れず、姿勢良く皮膚のたるみをなるべく作らず、洗うときには力をかけずに優しく洗う。すぐ実践できることが、たくさんありました。

首のシワを増やさないエイジングケアを探してみました。この記事が、あなたの首しわ対策にお役にたちますように。

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